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​牧師コラム『執務室の小さな窓から』

今週のコラム

【執務室の小さな窓から】 No.452「僕はひとりじゃない」

人との関わり、仕事でのアクシデント、家族からの相談、私たちはいろんな場面で選択と決断を迫られます。その選択と決断に際し、どんなプロセスをたどるのか。クリスチャンの祝福は、その一連の出来事すべてが「ひとりじゃない」ということだと思います。その状況は、主なる神様がお与えになったことであり、その結果にも神様は共にいて守り支えてくださいます。そして、選択と決断の最中もまた「ひとりじゃない」。ただ、この選択と決断については、その人自身の信仰が試されている。クリスチャンになっても、「ひとり」で決めることは十分にあり得る。「イエス様を信じます」と信仰を表明したとき、私たちは、心の王座をイエス様に明け渡しました。「王座」にイエス様、その脇に自分が共にいることを決めたのです(だからイエス様を「主」と呼びますね)。だったら、選択と決断においても、イエス様に聞くことを望むのがクリスチャン。でも、案外そうならない。古い自分が王座に座ってしまうからです。しかし、かずかずの失敗と挫折を繰り返し、イエス様に聞くことを改めて願い歩むとき、「ひとりじゃない」ことを体験し、イエス様にある自由をおぼえます。イエス様と共に選択と決断をする。そこには、それまで自分がして来なかったであろう選択肢が開かれ、それをもって決断するとき、まったく違った景色を見ることになる。信仰をもって生きるとは、この共にいてくださるイエス様を体験して生きるものなのだろうと思います。インマヌエルなる主に感謝します。 牧師 加藤秀典

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